中間圏金属原子層の観測
共鳴散乱レーザーレーダーは高度 80-120 km にある金属原子層の観測に用いられ、金属原子層の形成される機構や、金属原子をトレーサーとした大気の動力学の研究が行われている。また、共鳴散乱、蛍光のスペクトルの形状を用いた温度の観測も行われている26, 105)。地上からの多原子の同時観測25)や、航空機からの観測106)も行われている。
- 文献
25) C.S. Gardner, T.J. Kane, D.C. Senft, J. Qian, and G.C. Papen: J. Geophys. Res. 98, D9, 16865 (1993).
26) Fricke, K.H. and U. von Zahn: J. Atmos. Terr. Phys. 47, 499 (1985).
105) R.E. Bills and C.S. Gardner: J. Geophys. Res. 98, D1, 1011 (1993).
106) Kwon, K.H., D.C. Senft, and C.S. Gardner: J. Geophys. Res. 95, D9, 13723 (1990).
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