九州大学でのシンポジウム(「みらい」観測セッション)(6/29-30,2001)の報告
○ 地上観測(三浦)
・使用データ
CNC,KC01,ラドン,KR12(係留) 理科大
KC18, TC/OC 海洋研
CO,O3,SO2,NO,NOX,C2H6 先端研
DMS(海水/大気) 名大
・観測期間の概要
14〜17日 ラドン、粒子、汚染ガス減少。
17日AM 低濃度、特にO3。DMSピーク。
18〜19日ラドン、>5um、エタンピーク。
23日 ラドン、エタン小ピーク。
24〜25日 高→低→高→低。前線の通過+?。
24日 低濃度、特にO3。DMSピーク。
26-27日AM 徐々に増加。
26日 係留>0.3um 600m以上で高濃度。
27日PM〜28日AM 低濃度。
・モデルとの比較
地上データは14-19日、26-27日が良く一致している。
特に18日のラドン、ダストのピークが素晴らしい。
係留気球観測により、26日上空の硫酸塩を捕えた。
○ ライダー観測(杉本)
・21〜23日、26〜27日にダスト、硫酸塩が観測された。
特に26日には、下層から海塩粒子、硫酸塩、ダストの3層構造が見られた。
・2つの散乱角で同時に受光することにより、雲の粒径の情報を得る新しい手法に成功した。
○ 衛星観測(木下)
・三宅島の影響は船ではつかまらなかった。
・5/25に「かんちゃん」が捕えた。
○ モデル(鵜野)
・発生源では、硫酸塩が先に出発しても、ダストに追い付かれ、
混合されているらしい。内部混合か外部混合か?
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三浦和彦
東京理科大学理学部物理学教室