フィルターパック(エアロソルの化学組成、SO2ガス、HNO3ガス濃度)

背景
バックグラウンド大気のSO2ガス、MSAとSulfateエアロソル濃度を測定して、海洋生物起源硫黄化合物濃度を評価する。バックグラウンド大気の南太平洋でも生物生産が不活発な冬季は人為起源の硫酸塩エアロソルの割合が高いことから、地球全体に人為起源エアロソルが分布する可能性がある。また、バックグラウンド大気で観測される海洋生物起源エアロソルが観測海域で生成されたものとは限らず、高生産海域で大量に生成されたエアロソルが長距離輸送されてバックグラウンド大気に分布する可能性もある。
測定
90mmφの3段式フィルターパックを使用。エアロソルをNucleporeフィルター上に、酸性ガスをアルカリ含浸フィルターに捕集する。吸引流量は50LPM、サンプリング時間は4〜12時間とする。

大木


フィルタセット作業

フィルタを慎重にセットしていきます。

フィルタパックができました。

撮影:太田


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